韓国人日本語学習者の聞き取り能力に関する考察 - 会話能力を伸ばす聞き取り教育を目指して -

Study on Listening Comprehension Ability of Korean Learners of Japanese - Listening Education that Develops Conversational Skills -
  • TSUNEYOSHI MIHOKO

초록

近年ICT技術の急速な発達により、4技能の学習を融合的に取り入れた 教室活動が可能になった。4技能を融合的に組み合わせた教育指導案としては「聞き取り」の重要性が先行研究から指摘されている。よって本稿では、韓国の日本語学習者に誤聴が起こりやすい音の特徴を把握し、聞き取り教育で取り入れるべき音はどのような音なのかを考察する。本研究は韓国の大学で「日本語会話」の授業を受講する学生22名を対象に、単音節語と3拍の無意味語単語の聞き取り<調査>を分けて行った。その結果、学習者は単音節として聞き取る際と単語として聞き取る際では誤聴が起こりやすい音が異なることが明らかになった。その他にも、単音節として聞き取る音は学習が進むにつれ聞き取りの難易度が下がることが確認されたが、3拍の無意味語単語は学習が進んでも聞き取りの難易度に違いは見られなかった。先行研究では韓国の日本語学習者の聞き取りの誤聴の要因として韓国語の音韻的特徴を挙げることが多いが、本稿では調査結果から日本語の外来語表記法の揺れや学習者の音への慣れなど様々な要因が複雑に絡み合っている可能性があることを指摘した。

키워드

일본어교육; 회화지도; 리스닝; 모어 전이; 듣기교육; 日本語教育、会話指導、リスニング、母語の転移、聞き取り教育; Japanese language education; conversation teaching; listening; transfer of a native language; listening education
제목
韓国人日本語学習者の聞き取り能力に関する考察 - 会話能力を伸ばす聞き取り教育を目指して -
제목 (타언어)
Study on Listening Comprehension Ability of Korean Learners of Japanese - Listening Education that Develops Conversational Skills -
저자
TSUNEYOSHI MIHOKO
DOI
10.21792/trijpn.2024..105.008
발행일
2024-05
유형
Y
저널명
일본어문학
호
105
페이지
169 ~ 193